ティザー展開

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最近、流行の言葉を取り上げるカテゴリとして「用語」を立ち上げました。気になる言葉を感じた事と共に、簡単な解説を記載していきたいと思います。


第一回はティーザー展開。ティザー展開はティーザー展開、ティザー戦略、ティーザー広告とか呼ばれることもあります。最近ではマクドナルドのクォーターパウンダーのプロモーションがこれにあたります。一言でいうと、商品自体をベールに隠し、「なにこれ?」感を演出しながらプロモートする戦略を指した言葉です。

注意したいのは、この展開を図るときは"そのもの自体が初めから絶対的に優れている"ことが必須条件になるということです。相対的とか、その業界内で優れているといったレベルでは十分ではありません。


プロモーション自体はきわめて優れていたからこそあえて例として上げさせて頂くのはLOVE DISTANCEです。ティザーサイトの典型です。カンヌ国際広告祭フィルム部門で金賞をとるぐらい"プロジェクト自体としては"大成功でした。これはこれで価値があることは否めません。が、プロモーション、すなわち購入促進にどれだけ貢献したかは疑問です。


このプロジェクトはティザー展開の典型で、まさに約一ヶ月の間、何の広告だかわからないまま展開されました。そして12月24日に初めて何の広告だか公開したのですが、作品自体が素晴らしすぎて、本来の目的である商品の宣伝は「それだけ?」といった印象を与えざるを得ませんでした。



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 もちろん、サガミの商品が業界内で圧倒的に優れていることはいうまでもありません。ただこの場合は"コンドーム"という日常生活品のプロモーションであるにもかかわらず、少々ティザー展開のスケールが大きすぎたのが問題なのかもしれません。


ティザー展開を図るにおいて、その商品自体が優れているのは必要条件です。ただ十分条件として、商品カテゴリー自体が人の生活において、どこに位置するのかを十分に検討し、バランスを考えて実行しなければならない難しい戦略であるという側面もあることを心に留め、実行する必要があるようです。




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